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トークセッション 政治×ダンス


9月28日、池内さおりさんとダンサーのダーリンSAEKOさんとのトークイベントがTokyo12HAUSで開かれました!

お二人の濃い半生に始まり、法律やダンスの世界にあるジェンダーなど多岐にわたるトーク、そしてダンス鑑賞あり、ミニダンスレッスンあり、衆議院本会議質問の視聴あり!と、本当に盛りだくさんの充実した内容となりました。

会の冒頭、まずはSAEKOさんの経歴紹介から。

SAEKOさんは日本のダンス界で、誰もが知るグループのバックダンサーや、CMの振付など、多くの経歴をお持ちです。

しかしダンサーの労働環境に疑問を感じ、その後キューバに活動の場を移転。2018年サルサ世界大会では、それまで注目されてこなかったサルサのルーツに光を当てたダンスで、アジア人初の優勝を果たしました。現在は会社の設立やダンススペースの運営、フリーマガジン出版など、独自に表現の場を広げています。

事務所スクリーンにSAEKOさんの映像が流れると、その独創的なダンスに参加者からは驚きの声!

会の中盤にはSAEKOさんから参加者全員にダンスのミニレッスンも。立ち方やサルサのステップを教わり、最後は参加者同士手を取りあってダンス!心も体もほぐれる時間に♪

会の後半は、SAEKOさんから池内さんへのインタビュー。池内さんは、小林多喜二を通じて人々の抵抗の歴史を知り共産党員になったことや、衆院選への立候補を決意した経緯、市民の応援で少しずつ自分らしく発信できるようになったことなどなど、いつもに増して深いお話を語ってくれました。

2017年性刑法改正の際の池内さんの衆院本会議質問をスクリーンで視聴。法律にジェンダー不平等が刻まれていると語る池内さんに、SAEKOさんからはダンスにもジェンダー役割が根強いことが話されました。やっぱりジェンダーは、どの分野にも共通した課題なのですね。

伝統文化の中にあるジェンダーバイアスとどう付き合うか?ということや、「痴漢」など加害性を曖昧にする言葉に代わって新しい言葉を生み出していこう!という呼びかけなどなど、参加者からの質問も受けながらお二人の深く熱いジェンダートークを聞くことができました。

分野の異なるお二人ですが、個人個人の感性を大切にして、「権威」から離れた人々に思いを寄せてきたという生き方のスピリッツが共鳴しているのだな~と、お話を通して感じました!

終わりに池内さんは「皆で思いを共有し、よりよく生きるための選択肢を広げていくことが政治本来の仕事」と語り、SAEKOさんは「表現を通して社会に自身の意見を発信していきたい」と話されました。

参加された皆さんからは、「すごく厚いエッセイや自伝を読んだ気分です」「メッセージを伝える難しさと大切さ、慣習を変える強い気持ちを感じ、とても刺激的でした」などの感想や、また参加したいという声を多くよせていただきました。

盛り上がった会は、会場からの質問も合わせて、当初予定より1時間以上も時間がオーバーするほど!

最後の最後まで残ってくださった皆さんと記念撮影★ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!